皆さんは普段どんなツールで銘柄を調べたり、ポートフォリオの管理をされていますか?
私は「Investing.com 日本語版」を主に利用していますが、チャートがTradingViewの読込形式で表示が遅い点や銘柄分析をする上では情報量が物足りない点に少し使いづらさを感じていて他のツールも併用しています。ポートフォリオ機能も必要最低限の機能はあるとはいえ、セクター毎の比率や銘柄毎のパフォーマンス比較ができないので「Webull」への移行を検討していました。
そんな中「wallmine」というUIが洗練されていて多機能なツールを見つけたので、今回は銘柄ではなくツールを紹介したいと思います。
明らかな機械翻訳ではあるものの日本語対応もしており、広告表示もありません。(正確には課金プランで非表示機能があるので、どこかしらには表示されているようですが見当たりません)
どんな機能があるの?
ざっと書き出すだけで、以下のような機能があります。
- 銘柄情報
- スクリーナー(銘柄検索)
- 財務諸表検索
- ポートフォリオ
- アラート
- ヒートマップ
- バブルマップ
さっそく、日本語表示バージョンでスクリーンショットと共に紹介していきます。
銘柄情報
このツールのいいところは銘柄情報を1ページで俯瞰して見れるところです。ただ、記事内でそのまま載せてしまうと画像だけで埋まってしまうので切り取って貼っていきます。

例としてAppleの銘柄情報ページを使います。
まずファーストビュー(一番最初に表示される部分)には、ファンダメンタルズとチャートが表示されます。各指標は良し悪しがわかりやすいように色付けされていてマウスホバーをすることで四半期毎の推移をグラフで確認できます。チャートは移動平均線やRSIと共にロウソク足で表示されます。配当、株式分割や決算レポート公開の日付が表示されるのが便利です。デフォルトのチャートは時間単位での表示ができませんが、リアルタイムタブに切り替えることでTradingViewのチャートが表示されるため、細かい時間や指標を用いてチャートを確認できます。

スクロールするとニュースや財務諸表の一覧が表示されます。ニュースタイトルにも翻訳が適応されるため、英語が苦手でもどういった記事が公開されたかわかりやすいです。又、日付毎に株価推移が表示されているのでニュースとの関連性も確認することができます。

更にスクロールするとアナリストの予想やロビンフッターの保有率などが表示されています。それらの下には財務サマリーがグラフとテーブルで確認でき、ここでもわかりやすいように色づけされているのとマウスホバーすることで項目毎の推移をグラフで確認できます。(XSLX形式でのダウンロードは有料プランのみとなっています。)
スクリーナー

スクリーナー自体は一般的な機能ですが、wallmineでは表示できる情報が多いです。様々な角度から銘柄を探したり比較できるので非常に便利です。



ヒートマップ

スクリーニングした銘柄をfinvizの様に時価総額ごとの大きさでヒートマップ化できます。表示できる値の種類も多く、粗利率やPSEなどで表示するとセクターごとの相場がわかるので参考になります。その他にもIPOした年などを表示すると面白いです。

バブルマップ

他のツールにはあまりない機能だと思うのですが、スクリーナーで利用できる項目でバブルマップを作ることもできます。表示要素も個別に変えられるので使い勝手がいいです。
パフォーマンスチャート

スクリーニングした銘柄の株価のパフォーマンスをチャートで比較できます。同業種の比較などで重宝しそうです。
ポートフォリオ


ポートフォリオでは現在のパフォーマンスと価格の推移を確認できます。取引情報を入力するだけで配当も自動で追加されるので便利です。
取引入力ではメモが残せるのもいいですね。
※ 画像内のデータはサンプルです
タブを切り替えることで色々な情報を表示できるため一部をご紹介します。




銘柄毎のパフォーマンスやセクター・産業ごとのパイグラフがあるのは嬉しいですね。
セクター別株価変動

地味に重宝するのがマーケットページに表示されるこのグラフです。セクター毎の調子が一目瞭然なので市場の動向がわかりやすいですね。(ただ、日本語表示だと変換ができてなかったり、ファイナンスがフランスになっているように誤った表示になります😅)
決済日の一覧

すぐ下には決算日が日付ごとに表示されていて、前四半期の予想に対して上回ったか下回ったかで色づけされています。
まとめ
ページ間を行ったり来たりせずに銘柄情報を1ページで確認できるのがラクなのと、ポートフォリオの管理がしやすそうなので私はしばらく使ってみるつもりです。モバイルアプリもあるので少し触ってみたのですが、若干レスポンスが遅く唯一残念な点でした。
有料プランもありますが、基本無料で使えるので皆さんも是非試してみてください。
