米国株の銘柄分析をする上で重要な資料のひとつである「S-1」(目論見書)には、業績だけではなくビジネスモデルや市場の見通し、経営陣の思いなど数字だけでは計れない貴重なデータが揃っています。
しかし、英語が得意ではない人にとってあの量の英文を読むのはかなりツライですよね。S-1は文書ファイルやPDFで入手可能なので、Google Chromeの「日本語に翻訳」ボタンで一括変換することもできますが、Google翻訳の精度では日本語あっても少しツラさが残ります。

そんな時におすすめしたいのが Deep L です。このツールの翻訳精度はGoogle翻訳より高く、自然な日本語ですらすらと読むことができます。
非常に便利なツールですが、惜しいことに文書ファイルやPDFの翻訳に対応しておらず、2020/09/18現在ではWebまたはアプリ上での翻訳範囲が1回5000文字までと制限があるため、長文を読むには効率がよくありません。
そこで無料で翻訳ファイルを手に入れる3つのステップをご紹介します。
- Google ドライブ に PDF ファイルをアップロード
- Google ドキュメントで開き、Ms Word形式(.docx)でダウンロード
- Deep Lで .docxファイルを翻訳変換
もちろん、お使いのPCにMicrosoft Wordがインストールされていれば、Googleドライブ/ドキュメントを使う必要はありません。
ここからはスクリーンショットと共に詳しい手順を紹介しますが、箇条書きで理解された方は読み飛ばしていただいて構いません。英文に苦労してそうな方に是非共有してあげてください。
1. Google ドライブ に PDF ファイルをアップロード
翻訳したい S-1 もしくは英文資料をPDFでダウンロードし、Googleドライブへアップロードします。S-1 は「企業名 S-1」と検索するか、銘柄ごとの資料がまとめられている docoh で入手できます。
他にも入手可能なサイトがありますので、こちらも参考にしてみてください。
2. Google ドキュメントで開き、Ms Word形式(.docx)でダウンロード
GoogleドライブでアップロードしたPDFを開くと「Google ドキュメントで開く」ボタンが表示されるので、クリックして開きます。

Googleドキュメントを開いたら ファイル > ダウンロード > Microsoft Word(.docx)
を選択して、ファイルをダウンロードします。

3. Deep Lで .docxファイルを翻訳変換
Deep LのWebまたはアプリ上から「文書の翻訳」をクリックし、先の手順でダウンロードした .docxファイルをアップロードすれば完了です。翻訳処理を数分待った後にダウンロードが開始されると思います。

以上、3つのステップでS-1を始め、様々な英文資料を自然な日本語の長文で快適に読むことができます。銘柄分析をする際は是非試してみてください。
最後に、英語の勉強も頑張りましょう!!(ブーメラン)